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短編SS

もし炭治郎が、日の呼吸の適性が最適最強だったら その4

  前作は、こちらです。         その後、炭治郎はカナエから説明を受けた。   鬼は、ほとんど不死身であること。 生きている限り、どれだけ身体が欠損しようと再生する。   普通の人間よりも、身体能力が上がっていること。   それに対抗するため、鬼殺隊は独自の呼吸というものを使って、身体能力を上げて対抗している。 […]

もし炭治郎が、日の呼吸の適性が最適最強だったら その3

  その2は、下記です。         義勇は、その場で鬼の炭治郎と妹の禰豆子の話を聞いた。   炭治郎は鼻がとても効くらしく、突如家に来た男が人間とは違う匂いで、なおかつ人を何千人も殺しているような匂いがした。   それで家族を家の中で待機させたまま、炭治郎は一人でその男に立ち向かった。   斧で首を落としたにもか […]

もし炭治郎が、日の呼吸の適性が最適最強だったら その2

その1は、下記です。             『炭治郎……』   夢を見ていた。   死んだはずの父さんが、真っ暗な空間の中にぽつんと立っている。   いや、よく見れば、足元があたたかな炎で揺らめている。   『すまない、お前には……茨の道を、進ませてしまう』   とても悲しそうな、後悔し […]

もし炭治郎が、日の呼吸の適性が最適最強だったら

    「いいかい、炭治郎……呼吸だ。息を整えて――ヒ・ノ・カ・ミ・様・になりきるんだ」    父さんがそう言っていたのを、覚えている。   「息の仕方があるんだよ。どれだけ動いても、疲れない息の仕方」    父さんは身体が弱いのに、なぜヒノカミ神楽を踊れるのか聞いた時。    そう答えたのを、覚えている。   「炭治郎。この神 […]

鬼滅の刃SS――キメツ学園の非日常 その1

   ここはキメツ学園。    進学校でもなければ、不良の学校でもない。    いたって普通の学校である。    それにもかかわらず……この学校には、問題児がよく集まる。   「おい紋逸!! 教室まで俺と競争だ!!」 「しねえよ! 俺は風紀委員で服装チェックしないといけないの! てかお前は俺の名前をまた間違えるし、服も前を閉じろよ!」 「うるせえ! […]