・小説家って職業はどれくらい厳しいの?難しいの?
・どういった悩みがあるの?小説家って苦しいの?
こんなことを考える人も、多いのではないでしょうか。
小説家を目指す人にとって、気になることですよね。
もしかしたら読者の方も、気になっているかもしれません。
本記事では、ライトノベル作家のshiryuが、小説家の苦悩をお伝えします。
だいたいの小説家が抱えている悩み、苦しさを勝手ながらお伝えしていきたと思います。
そして一緒に、その悩みを解決する方法も微力ながらお伝えしていただけら、と思います。
ぜひ最後までご覧ください!
小説家の苦悩、4選…!!
印税、収入がなかなかシビア…!
いきなりぶっ込むような内容なのですが、
「本を一冊出した!これで俺はもう印税生活だ!!」
なんてことは、絶対にありえません。
前に聞いたことありますが、
レーベルの新人賞などのコンテストで入賞した人に、
まず編集者が言う台詞が、
「今やっている仕事は辞めずに続けるべき」
ということです。
最近のレーベルの新人賞は賞金も凄いですよね。
300万とか、100万とか。
それでも絶対に、今やっている仕事を辞めてはいけません。
本を一冊出したところで、印税として貰える額は、
せいぜい60〜120万です。(結構印税の幅はあります)
1シリーズだけ書くのであれば、年に3冊か4冊ぐらい出します。
それでも200万〜300万程度しか稼げません。
単純計算で3倍、4倍でないのは、
1巻で1万部刷っても、2巻では少なくなるということがあるからです。
なので作家として専業をやっていくのは、経済的になかなか厳しいものがあります。
(自分は今、小説家として専業なので……自分で書いててもなんか怖いです)
もっと印税、収入について知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
みんなが気になる、印税と部数の話。それを実際に経験している、ライトノベル作家のshiryuが全てお話します!ここでしか聞…
売れなかったら、打ち切り…!
これはもちろん、読者の皆様もわかってますよね。
どの出版社も、売れない作品を出し続けるほど優しくありません。
出版とはビジネスなんですから、利益が出ないとダメですよね。
1巻で打ち切りになることもあれば、2巻、3巻で打ち切られることもあります。
読者の皆様は、こういう話を聞いたことありませんか?
「2巻、3巻を出すためには、発売して初週の売り上げが重要」
という話です。
これは、紛れも無い事実です。
本の続きを書くかどうかは、初週の売り上げ、そして2週目の売り上げが重要視されます。
その時の売り上げが悪いと、2巻、3巻を出すのが難しくなってきます。
なので作家のTwitterなどを見ると、宣伝をしているのをよく見ると思います。
「発売日は〇/〇です!ぜひ買ってください!」と。
「宣伝ばっかしててウザいなぁ」と思う方がいるかもしれませんが、
しょうがないのです。
だって、その作品を書き続られるか打ち切りになるかが掛かっているのですから。
なので皆さん、
気になる作品があった時、ぜひ初週で買ってくださると、作者は非常に喜びます。
できれば紙の本で買った方がいいかもしれませんが、
最近は電子書籍の売り上げもしっかり見て、続きを書くか打ち切りにするかを決めるようになってきました。
なので紙の本でも、電子書籍でもいいので、ぜひ早めに買ってください。
よろしくお願いします。
作品のアイディアが思い浮かばない…!
プロの作家でも、やはり物語を考えるのは一苦労です。
何でもかんでもボンボンとアイディアが出てくるわけではありません。
四六時中、作品のことを考えても全くアイディアが出てこない、ということもあります。
そういう時は、結構精神が参るんです……。
締め切りというのもあるので、それに間に合わせるのも結構キツイです。
(実際に、自分は今締め切りに少し追われています……間に合うように頑張ります)
↓
締め切りが迫ってくる
↓
追い込まれて精神的にキツくなり、さらにアイディアが出なくなる
という悪循環に陥ることもあります。
プロ作家でデビューして一作目を出して、二作目が出せないという方は結構います。
そういう方は、やはりアイディアが出ずに
「自分は一発屋なんだ、ダメなんだ……」
と思って、小説家を辞めていきます。
アイディアを出す方法などを、紹介していますので、
気になる方は下記の記事などをご覧ください。
ライトノベル作家のshiryuです。この記事では小説のネタに困ったときに使うテクニックを3選にしてご紹介します。これを読…
ライトノベル作家のshiryuです。この記事では、キャラクターの作り方のコツを4つお教えします。ラノベの描き方で、魅力的…
執筆するときに、いくつもの誘惑がある…!
これも結構あるあるだと思います。
執筆をする時は、集中しないと書けません。
だけどやはり集中するのは難しく、集中力は途中で途切れてしまいます。
特に執筆って、何か見ながらとかやりながらだと、絶対に出来ないんですよね。
YouTubeとか見ながらとかは無理で、少しでも集中が削がれるのは厳しいです。
(自分だけかもしれませんが……)
音楽を聞きながら執筆するときもありますが、それは周りを遮断したいからです。
歌詞入りの曲を聞いて執筆してても、実際は歌詞なんて頭の中に入ってきてないです。
作家になるためには、やはり集中力を鍛えないといけません。
そして執筆を習慣化することが、一番いいと思います。
その方法を下記の記事でまとめてますので、
気になる方はぜひご覧ください。
ライトノベル作家のshiryuが教える、集中力を高める方法!まず集中力とは、続かないものです。それをわかった上でこの記事…
ライトノベル作家のshiryuです。物事を習慣化させるコツを4選、説明する記事です。何か物事を習慣化させたい、三日坊主に…
番外編・「作家さんとの交流会で、他の作家の作品を知らないと気まずい…!」
これは番外編なのですが……
もしかしたら自分だけかもしれませんし、
それとも作家あるあるなのかもしれません。
作家さん同士の交流会って、結構あるんですよね。
出版社が忘年会や新年会で開いてくれてたり、
あとはTwitterとかで交流会を開いてくださっている方がいて、
自分も何度かそれに参加してたりしてます。
やっぱりいろんな作家さんと会って話したりすると楽しいですし、
いろんな刺激をもらうことも出来ます。
一人でずっと家に引きこもって書いてるのも辛いですしね…。
だけどそういう作家の交流会で、
何十人も作家さんがいるので、その作家さんの本を読んだことないことが多いんですよね。
むしろ、名刺交換して初めてその作家さんの名前を知った、とかもあります。
その時にあまり表情とかには出しませんが、少し気まずい気持ちになります……。
「すいません、あなた様の本読んだことないです…!」
「名前も知らない方だ、しっかり覚えておこう、ごめんなさい…!」
とかとか……。
「作家交流会で会った後に、その人の作品読めばいいじゃん」
という意見もあるかもしれませんが、
まだ2年目の自分ですら既に、100人以上の作家の方と知り合いました。
そんな数の作家さんの作品を全部読む時間もなければ、お金もないです……!
ごめんなさい……!!
本当なら全部読みたいんです!
絶対に面白いはずなんですから!
全部読んで、それを作家さんに感想を伝えて、いろんなことを話したい……!
だけどやはり難しいので、作家さんと知り合うだけで作品を読まないということは、
ここだけの話ですが多いです……。
自分だけがこの気まずさというか、苦悩を持っているのでしょうか……。
作家あるあるだと、なんか助かります……。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
作家の苦悩を、少しでも伝えられたでしょうか?
まとめると、
作家の苦悩4選…!
1・印税、収入がなかなかシビア…!
2・売れなかったら打ち切り…!
3・作品のアイディアが出てこない…!
4・執筆するときに、いくつもの誘惑がある…!
番外編・作家さんとの交流会で、他の作家の作品を知らないと気まずい…!
ということでした。
この記事を読んでも、
「プロ作家になりたい!」
「いつか俺も作家交流会に出るんだ!」
という方が、いると思います。
頑張って小説を書き続けて、プロデビューをしましょう。
応援しています。
このサイトは、プロデビューを目指す人に向けて情報を発信しているのですから。
そしていつか、作家交流会でお会いしましょう。
……もしかしたら、貴方の作品を知らないかもしれませんが、
その時はごめんなさい。